平らなからだで、色のついた、上の面と、下に成る白い面をもり、上の面に2つとも目がある、独特な形をしている魚。
その目は腹を下にした時に右側に成る魚と云ったら?そう、カレイである。
からだを海底にピッタリとつけ、からだの色を回りの色に似せる習性がある。
砂をかぶり、目だけを出して、えさをじっとまってる事もある。
実は、カレイは、誕生した時には他の魚とおなじ様に目はからだの両側にかんしているのであるが、発達すると片側に拠ってしまい、からだを横にするように成るのである。
これは砂の中にもぐってるの適したからだのつくりと云えるだろう。
カレイのすみかは、砂とどろが混じった湾等である。
海底にじゃりや海草があるまわりや、カケアガリ(岸へ向かって、海底が坂のようになったところ。
投げ釣りの絶好の狙い場となる)に為ってるところにいる。
マコガレイやイシガレイ等がつれる、波の静かな湾内には、ゴカイ等もえさがたくさんいる。
ゆえにカレイつりのえさとしても、ゴカイが1番だろう。
マコガレイ、イシガレイが一般的であるが、北日本ではマガレイ等の大型のカレイが釣れる。
カレイは、北の魚で、他の魚とちがって、水が冷たいほど元気である。
基本的に冬がつりの時期となる。
関東では、12月ごろからマガレイがつれ始める。
1月に成ると、イシガレイが海岸浅いところにえさを探しにあがってくのである。
ふつう4月ごろまでつれる。