ハゼは、湾や河口、内海等岸に近いところにすむ、食いしん坊の魚である。
誰にでもよく釣れる、ハゼは、海釣り1年生の子供からご家族そろって楽しく釣りが出きる魚である。
頭がずんぐりとして大きいわりには、胴は細長く、からだの表面はぬるっとしている。
透きとおるようなあめ色をしており、左右のはらびれを丸くオープンして、すいついたり、歩いたりする。
ハゼの仲間の中には、木に登るものさえいる。
泳ぐのよりも海底を這い回るほうが、得意のようである。
ハゼの仲間は、実におおく、ムツゴロウやトビハゼ、ダボハゼ等、どれもそうである。
北日本では、カワギス、カジカ、山陰ではゴツ、西九州にいたっては「クソハゼ」等と呼称されている。
ふつう、つりで釣るのは、マハゼである。
ハゼのつり期は、ふつう7月ごろからである。
この時期につれるのは、「デキハゼ」と云って、5から10センチレベルのちっぽけなハゼである。
根っからの食いしん坊なのだろう、えさとみればすぐに食いついてくのである。
ハゼは、発達が早い魚で、春に誕生して、翌年の春に産卵をすると殆どは死んでしまう。
春に誕生したハゼも、秋に成ると大幅に成る。
この時期は、船からのハゼつりが盛のである。
ハゼの海釣りは、投げ釣りのケースの場合は、秋までである。
水温がさがると、ハゼは深みにもぐってしまい、あまり動かなくなる。
えさをとるもの面倒なのだろうか、食欲もなくなる事から、冬は投げ釣りではつれなくなる。