からだが平らで、上に成る、色のついた面と、下に成る白い面が在り、上の面に二つの目をもつ魚・・・・・・この独特な形状の魚と云えば、カレイとヒラメである。
腹を下にした時に、頭が右側にくるのがカレイで在り、頭が左にくるのがヒラメである。
ヒラメは、黒っぽい色をし、カレイよりも大幅に、するどい歯をもってる。
東北では、ヒラメをの事を「マガレイ」とよぶし、西日本では、ヒラメの事を「カレイ」とよんだりする。
ところに拠って「オオガレイ」と呼称されたりもする。
習性もカレイとよく似ており、潮がよくとおる(潮の流れが良いと云う事を「潮通しが良い」という)、砂地の海にいる。
ヒラメがよくつれる砂浜は、波うちぎわから40から50メートルと浅く、その先が急に深く為ってるところや、遠浅の砂浜で沖から波口近くへみぞが入っていているところである。
ヒラメは、カレイ同様、海底にピッタリとからだをはりつけて生活しているが、みかけによらず獰猛で、大食らいのである。
生きている小魚を追ってでも食べようとする。
動作しないエサには興味がないようである。
泳ぐ時には、からだをうちわのようにうねらせて浮き上がり、あたかもホバークラフトのようである。
ヒラメの釣り場は、スズキの引き釣りのポイントとよく似ている。
外海の砂浜である。
その為スズキを照準を合わせて海釣りにいき、ヒラメがつれたり、反対にヒラメをねらってるとスズキがつれたりする。
ひらめの投げ釣りの釣り方も、スズキの引き釣りと同じで、海底すれすれを引くるのだ。